文武両道場OBOGの2人が道場を語る!(ネタバレあり!?)|文武両道場DCP第8期「精神と時の部屋」岩手の陣

2024年8月9日(金)〜11日(日)、岩手県紫波町にて
文武両道場DCP第8期「精神と時の部屋」岩手の陣が開催されました。

岩手の陣参加者集合写真

文武両道場Dual Challenge Program! -意思決定を通じて自分と向き合う-

バレーボールの機能と構造を活用し、「経営者的リーダー」を発掘·育成するプログラムです。

実際に「自分の組織」(バレーボールチーム)を持ち、「結果」と「メンバーの満足度」を同時に産み出す強い組織づくりに向け、最高指揮官としてマネジメント実戦をします。

そして、この体験で浮かび上がる自分のリーダー像と6か月間向き合いながら、新たな資質や能力を自らの力で覚醒させる実戦型プログラムです。

岩手の陣には、2名の ”道場経験者” が来てくださったので、当日実施したおふたりへのインタビューの内容をご紹介したいと思います!

まずはご紹介から。
1人目は、3年前に社会人道場生として参加したSさん。今期の道場生の上司(成長支援役)としていらしていました。
2人目は、5年前に選手(高校生)として参加したAさん。今年はスタッフとして道場に帰ってきてくれました。

それではさっそくインタビュー内容をご紹介します。

Sさん
第5期(2021年)に道場生として参加。現在は社内にて能力開発部の部長を務める。所属会社からは4年連続で社員を道場に送り出している。

Q1. 道場生だったときのあなたの出来は何%ですか?
50%です。及第点が60〜70%だとして、足りなかったですね。

Q2. 今、過去の自分にアドバイスするなら何を伝えたいですか?
「目標を見失わず、瞬間を見逃すな」ですね。
試合中の変化に勇気を持って対応すること。
そして、変化のタイミングに対するアクションを取る。
一方で、個々の個性の把握はできていたので、そこはそのままで。

Q3. あなたにとって「道場」はどんな場所ですか?
「人との関係を見直すきっかけとなる場」ですね。
人生におけるターニングポイント的な衝撃を受けましたね。

Q4. 4年連続で社員を道場に送り出しているとのことですが、その理由は何ですか?
彼らには、自分の強みや弱みを認識した上で、それをいつもと違う環境(道場)でチャレンジして欲しいです。
これから社内でリーダーとなって欲しい社員に参加してもらっています。
道場で、バレーボールチームの監督、いわば社内でいうマネージャーとしての体験を通じて、マネージャーという役の厳しさを感じて欲しいですし、まずは思い切りチャレンジして、失敗して欲しいです。

Q5. 今回、御社から参加した道場生の様子を2日間ご覧になってどうでしたか?
もっとチャレンジして欲しかったですね。
立ち位置を変える様子や、個々のコミュニケーションに積極的に取り組むなど、2日間を通じた変化も見受けられましたが、普段のいい姿があまり見受けられなかった点や、「勝利」に対して本気になれていたか?という点が気になりました。
環境(立場)が変わっても、自身の強みを安定して発揮できるように、これからの道場を通じて様々な気づきを得て欲しいです。

Aさん
第3期(2018年)に選手(高校生)として参加。社会人道場生不在の高校生チームの監督兼キャプテンとなり、見事優勝に導きました。当時スタッフの間では「ジャンヌダルク」と呼ばれていました。現在は大学4年生。

Q1. プレーヤーだったあなたの出来は何%?
70%です。今回参加したチームと比較して、チームのまとまりはすごくあったと思います。全員出すというチャレンジもしました。当時は、戦略がはまって楽しく全員で勝つことが出来ました。
チームメイト同士、年も近く話しやすい雰囲気もありました。一方で、他のチームとの交流が少ない(道場生の監督と練習試合の調整)など、不足部分もたくさんあったと感じます。特に、2日間を通して時間管理はうまく出来なかったですね。

Q2. 今、過去の自分にアドバイスするなら何を言いますか?
まずは「もっとみんなの話を聞く」です。
歳が近く話しやすいはずだったのに、結構自分で決めていた気がします。戦略含め、最終決定のための材料として、チームメイトの話をもっと聞ければよかったなと。
次に、「あまり試合に出られていない選手のフォローをする」ことです。
今回出ていない選手の様子を見て、退屈そうだったので。当時は自分のことに気を取られすぎていて、そこまで見れていなかったですね。
最後に、高校生だからって遠慮していたのですが「もっとガツガツ他の監督と交流する」ですね。練習試合の調整含めて、もっと接触を図っても良かったなと。その方がチームのためになったと思います。

Q3. あなたにとって「道場」はどんな場所ですか?
私にとって「チャレンジの場」であり、「決断する勇気を持つことが出来た場」ですね。
それから、「大人を知るきっかけ」になりました。
高校生で部活に所属していると、監督をする経験はないですが、道場で監督をやったことで、本当の監督の気持ちがわかりました。私が発言しても、選手から返事かないと不安になるし、また私の気持ちを押し付けるだけじゃチームはまとまらないなと思いました。

Q4. 文武両道場の必勝法は?
強いスパイカーがいても勝てないところは全然コミュニケーションが取れていないと思いました。逆に強いスパイカーがいなくても、ある程度打てて、チームで楽しんでいるところは強く見えます。これが一人じゃできない競技(バレーボール)の特徴だと思います。
勝つことを第一目標にしていたら、試合に出られない選手が出てくる。チームの満足度を高めることを第一目標にしていたら、勝つことは二の次になる。
勝つことはもちろんだけど、チームとして満足度を高めたいなら、交代などを駆使しなくてはいけないですし、出ていない選手のモチベーションを保つために、しっかりと声掛けをしなくてはいけないですよね。
結論、何が正解かわからないです・・・(笑)。

意見を交わし合う参加者

社会人道場生は、「精神と時の部屋」後、当日の体験を超詳細に深掘りしながら、自己分析に取り組んでいます。その成果は、来年2/14(金)の「覚醒決起集会」で発表予定です!
ご興味のある方は是非お問い合わせください。

文武両道場専用お問合せ先
bunbudcpdenigiwai@waisports.com