今期も始まりました!
文武両道場Dual Challenge Program! -意思決定を通じて自分と向き合う-
バレーボールの機能と構造を活用し、「経営者的リーダー」を発掘·育成するプログラムです。
実際に「自分の組織」(バレーボールチーム)を持ち、「結果」と「メンバーの満足度」を同時に産み出す強い組織づくりに向け、最高指揮官としてマネジメント実戦をします。
そして、この体験で浮かび上がる自分のリーダー像と6か月間向き合いながら、新たな資質や能力を自らの力で覚醒させる実戦型プログラムです。
精神と時の部屋
道場のメインとなる “2日間の集中実戦”、「精神と時の部屋」。
「北海道・北広島の陣」を初陣として、全4陣、開催しました。
7/29、30 「北海道・北広島の陣」 @北広島市総合体育館
8/2、3 「東京・代々木の陣」 @国立オリンピック記念青少年総合センター
8/7、8 「福島・磐梯熱海の陣」 @郡山ユラックス熱海
8/10、11 「岩手・紫波の陣」 @オガール
今期は、15社34名の道場生が、7月上旬の道場開き(自己の棚卸フェーズ)を経て「精神と時の部屋」に挑みました。
初陣「北海道・北広島の陣」
【参加企業】道場生8名
- (株)ジャパネットホールディングス
- (株)山下PMC
- (株)ボーネルンド
【参加校】 選手47名、マネージャー6名
- とわの森三愛高校
- 北広島高校
- 札幌藻岩高校
- 立命館慶祥高校
- 水海道第二高校
- 盛岡大学
チームの戦力(身長、バレーボールスキル)は均等になるように事務局側で編成がされているため、どのチームが勝つかはマネジメント次第、というプレッシャーのかかる環境の中、道場生は1人または2人ペアとなって、「チームの優勝」そして「メンバーの高い満足度」という2つの目標に向かってチームを率いました。
全5チームの中で、この日優勝を手にしたのは、チーム「㈱ファイトイッパツ!」。 初日の総当たり戦4試合は、25-17、25-15、25-19、25-22 と、危なげなく勝利し、予選を1位で通過。 2日目の虎ノ門決勝トーナメント1回戦(準決勝)では、初めて1セット落とすも、フルセットの末、勝利。 そして決勝戦。 25-22、25-16と、決勝でも「㈱ファイトイッパツ!」は強かった。 優勝チームの2人の監督は、2日間を振返る「理性と本能の声」レポートで以下のように記載している。 「初日のミスNo.1を反省するため、2日目はミスの回数をカウント。 当人達はミスNo.1の自覚なし。むしろミスは少なかったと思っていた。“感覚”と“思い込み”は、スポーツや仕事ではあてにならないと痛感。2日目のカウントの結果、タイムアウトの際にはミスによる失点数を伝えることで、修正点を具体的に指示することに繋がった。 未知との戦いにおいて数値分析することの重要性を認識。」 「17時頃からの振り返りの時間は常に考えさせられる時間となり、普段は忙しすぎて考える時間がないため、じっくり自分と向き合う時間となった。 覚醒支援役の方に言われた一言にハッとした。“私が”ではなく“相手が”“チーム全体が”と全体最適を考えると職場での動き方が変わりそう。」
北海道の陣は、環境的にも競技結果としても特段の波乱(大逆転)は起きず、珍しく順当な2日間だった。 初日全勝チームが、順当に優勝を果たしたという結果を、ビジネスに置き換えて考えるとすると、 『組織が勝ち続けるために必要なことは何か?』 これが、この陣のテーマとして残ったのではないでしょうか。
道場生はこの後、事後課題に取り組み、2日間の体験、そして自分の内面に起きたことを教材に、内省をスタートします。
内省・考察は来年2月まで続きます。
なお・・・
参加した女子学生は、「自分と向き合う」プログラムとして道場に参加しています。
他校の選手と混在でチーム作りに取り組むという非日常環境の中でバレーボールを行い、普段とは違うコミュニケーションを経験したり、新たな自分を発見したりしながら、自分を振返っています。
今期参加した学校の投稿をご紹介します。
https://www.san-ai.ed.jp/archives/23267.html