【寺虎家】「日本野球科学研究会第9回大会」でファイターズアカデミーコーチが研究発表

12/17(土)近畿大学で開催された「日本野球科学研究会第9回大会」にて、㈱ファイターズ スポーツ&エンターテイメントのファイターズアカデミーコーチ4名が研究発表をおこないました!

写真左から、吉田コーチ、荒井コーチ、市川コーチ、大塚コーチ

ファイターズアカデミーでは、スクールにおけるコーチの指導力および運営力向上を目指し、
寺虎家プログラムを実施しており、今年で第6期目となります。

1期~4期目までは、解剖学・運動力学・コーチング学・・などのサイエンスを全方位的に「インプット」することにより指導力のベースを固めてきましたが、
第5期目から、これまでに培った知見を、相手(スクール生・親・他の野球指導者等)に合わせて「アウトプット」することに重きを置きプログラムを実施しています。

今期第6期は、「投げる」「打つ」「フィジカル」「メンタル」の4つのグループに分かれ、現場で感じる課題について、
論文閲読や実験をおこないながらエビデンスを収集し、分析・考察をおこなってきました。
そして今回、各グループの研究成果を日本野球科学研究会へ報告、12/17に近畿大学で開催された第9回大会にてポスター発表を行いました。

元プロ野球選手であるアカデミーコーチが、自身の体験だけでなく、サイエンスや客観的研究データを活用して現場指導を実践していること、
さらには、その成果をこういった研究会・学会の場で発表することは、日本のプロ野球球団としては史上初なのではないでしょうか。

ポスター発表の時間では、各グループ、様々な年代の指導者や学校教員の方々が聞きにきてくれました。
聞きにくる人によって背景や興味関心が違う中、「いかにして伝えるか」を試行錯誤しながら発表し、
対話を通して他の現場の実情を知る機会にもなりました。

研究テーマ(発表者)

  • 投げる班
    小学校高学年に対するパラボリックスローとメディシンボール投げが遠投距離および球速に及ぼす効果:ファイターズベースボールアカデミーの取り組み(大塚コーチ)
  • 打つ班
    バッティングにおけるタイミングの改善についての事例的研究(市川コーチ)
  • フィジカル班
    ファイターズベースボールアカデミーのスクール生による体力・運動能力の現状(吉田コーチ)
  • メンタル班
    投動作の会得を通して自己肯定感を高めることは出来るのか?(荒井コーチ)