文武両道場DCP第7期(2023年度)、最後のセッションである覚醒決起集会(自らの覚醒を語り、皆で未来に決起する会) を2/2(金)に行いました。
文武両道場Dual Challenge Program! -意思決定を通じて自分と向き合う- バレーボールの機能と構造を活用し、「経営者的リーダー」を発掘·育成するプログラムです。
当日は13名の道場生が一堂に会し、8か月間の取組みの成果を発表。
事前に塾長から、今回のプレゼンのお題提示にあわせて、以下、道場の目的、目標が再度提示された。
道場の目的、目標
目的
自己のマネジメントスタイルを知り、チームマネジメントを要するビジネスシーンでの生産性を高めること
目標
- 勝つチームを創ること
- 自己のマネジメントスタイルを形式知化し、再度実践知化すること
- デュアルタスク(勝利と満足度)に関するMy哲学或いは格言をはじき出すこと
覚醒決起集会スタート
今期の覚醒決起集会は、4部構成での開催。
- 第一部 成果発表会
- 第二部 魂のひとり劇場 ―SED―
- 第三部 即興シンポジウム
- 第四部 合魂饗宴
第一部 成果発表会
成果発表は、3つのテーマについて発表が行われた。
- 戦績分析:「精神と時の部屋」の「結果(戦績等)」における因果関係を 分析・考察していくことで、チーム及びチーム構成員の「成果」を抽出(どんなチームだったのか?なぜ勝ったのか/負けたのか? ※人の営みレベルで具体的に言語化)
- 自己分析:「精神と時の部屋」における自らの行動から垣間見える自らのマネジメントスタイル、リーダーシップ、資質、思考習慣、力発揮の仕方を明らかにし、その「構造」を抽出
- 実務分析:本道場でのどんな体験をどのように経験にかえ、これをどう現場に落とし込み、どんな成果が得られているのか?またはその途上なのか?体験から新たな実践までの自己成長の「過程」を抽出
第二部 魂のひとり劇場 ―SED―
第二部で、8か月間の体験・経験・考察・試行から道場生がはじき出した格言をいくつか紹介する。
- 成長の機会は一期一会
- 狙ったタイミングにピークの状態をつくれるか
- 本当の自分に自分で気づき 気づいた自分を逃げずに認める
- 無意識の意思決定を意識的に変える そこから新しい自分が見えてくる
- 優れた決断をするにはチームの根幹を見定めろ
- 他の誰よりも自らに対して客観的に正直に 他の誰よりも相手と向き合って
- 自分で自分を決めつけない 自分の言葉に惑わされるな
第三部 即興シンポジウム
第三部の即興シンポジウムは、13名の道場生それぞれがあげた「問い」の中から、投票により以下3つが選ばれ、会場全体が3つの輪になって、問いを出した道場生のファシリテートにより意見交換が繰り広げられた。
- 目標に向かうエネルギーを維持する方法とは?
- 意思決定したときの成功・失敗談
- 販売が得意なスタッフ。仲間からは評判が悪い。その場合、どうしますか?
『2.意思決定したときの成功・失敗談』のグループのやりとりを少しご紹介する。
- 選択に正解はないかもしれないが、選択したものを正解にしていくプロセスが重要。そこには感情のコントロールが必要なのでは。最悪を想定し、最善を尽くす。最悪を想定するためには経験値が必要。これは嫌だな、という場面で意思決定をする経験。
- 判断ミスは必ず発生する。それをどうリカバリーするかが大切だと思う。意思決定を上手くすることを目的にしてしまうと、保身に向かってしまう、判断が遅くなってしまうなどのデメリットがある。会社の理念などの中でまずは判断することが大事。
修了生の声
道場は7期目を迎え、修了生は120名ほどとなったが、この日は今もなお自らの「道」を開拓し続けている 修了生が集まってくれた。
修了生の声もいくつかご紹介したい。
- 「他の研修と違って、道場は脳裏にこびりついている」4期生
- 「今まさに道場で体験したような初めての体験として新規事業を担当している。道場のおかげでビビらなくなった。言い訳をしなくなった」6期生
- 「道場中はスポーツと仕事は本当に繋がるのか?と思っていたが、1年経ってまさに道場で体験したような場に仕事でぶつかっている」6期生
- 「目線を合わせて自分から降りていく、という道場での学びは今も自分の課題として続いている」6期生
道場を修了してもなお、己の道を開拓し続け、刺激を与えあい切磋琢磨していく場が、道場の中に確立され始めている。
修了生講演
修了生を代表して、4期生の本山勝寛さんが「修了生講演」を行ってくれた。
本山さんは道場修了後に起業され、今は株式会社4kizの代表取締役CEOとして活躍されている。
講演タイトルは『死なせないために、どう動くか?』。
最高意思決定者として日々奮闘されている様子や出来事、その時に何をどう判断したのかといった具体的なお話を共有してくれた。
特別ゲスト
特別ゲストには、バドミントン部(女子)インカレ6連覇を牽引した筑波大学バドミントン部顧問・総監督の吹田真士先生をお迎えし、即興シンポジウム、パネルディスカッションの中で様々なコメントをいただいた。
道場生はこれから、最後の修業書に取り組み、8か月間のプログラムは修了する。
しかし、己の『道』を探し、開拓し続ける旅はこれからも続いていく!!!