文武両道場 人材開発懇談会 開催!

7月からスタートする、『文武両道場Dual Challenge Program』の開催に先駆けて、5月17日(水)に都内の新丸ビル EGGにて、全国の文武両道場関係者が一堂に会する人材開発懇談会を行いました。

道場参加経験のある企業、高校教師の他、興味をお持ちいただいている地方自治体のみなさま、企業/団体のみなさまなど、総勢45名ほど参加されました。

テーマは、『道場にまつわる人材開発/人の成長』

各テーブルに分かれた参加者は、賑やかに名刺交換を終えられたのち、5〜6名のグループで歓談を楽しんでいらっしゃいました。
その後、スタッフからこれまでの道場生に関する分析結果が共有されました。
象徴的な内容を1つ紹介します。

『選手の失点行動と得点行動の分析』

あるチームの背番号7番の選手は試合を通して失点行動が大きく、得点という観点ではチームに貢献していなかった。
一方、選手たちからのアンケート回答結果を分析したところ、チームに必要な選手として「7番」が最も評価を受けていた。
チーム内で、メンバーの様子を気にして、声をかけつづけていたのは「7番」だと。

道場生は監督として、この「7番」をどのように見ていたか?
その特性に気づいていたか?

この事例は、ハイパフォーマーだけが、チームに成果をもたらしているわけではないことを教えてくれました。
各組織で思い当たることがあった様子で、皆様共感されていました。

会の中盤では、過去参加企業から、”社員が道場に通った後に起きた変化や、社内で起きた事件”、”社内で道場をどのように活用しているか” など、生の声をお話しいただきました。

  • 道場では、思い通りにならない、という経験をさせてくれる。それが人を成長させる。
  • この道場は参加者を逃がさない。逃げ場がない。その環境をさらに徹底するために、社内の成長支援役が大事。社内における逃がさないサポート。
  • ”覚醒”が起きるプログラム。副作用が出る。ダメージが残る。
  • 道場を終えてもいまいち自分事じゃない、切実じゃなかった社員が、社内で実施した道場退陣式で起きた事件をきっかけに変わり始めた。
  • 終わってからも変化できるプログラム。
  • 本当はこのプログラムはないほうがよい。このプログラムが必要とされない会社/労働環境にしなければならない。

会の終盤では、道場初期からの参加企業の経営者から、 

「最も成長してるのはこの道場そのものだ。」

との、ありがたいお言葉をいただきました。

この人材開発懇談会は、2回目の開催となりますが、この会は、これまでの道場参加企業や、各種サポートいただいているみなさまとつくりあげた貴重な成果の場だと感じています。

来年以降も開催予定ですので、ご興味のある方は是非お問い合わせください!

今期の『文武両道場Dual Challenge Program』の見学希望がございましたら、お気軽にご連絡ください!

文武両道場 DCP 第6期「覚醒決起集会」(成果発表会)

CDP第6期参加者全員
CDP第6期参加者全員

文武両道場DCP第6期(2022年度)、最後のセッションである覚醒決起集会(自らの覚醒を語り、皆で未来に決起する会)を、2/24(金)に行いました。

当日は30名の道場生が一堂に会し、半年間の学びの成果を発表。

成果発表の様子
成果発表の様子

事前に塾長から、今回のプレゼンのお題提示にあわせて、以下、道場の目的、目標が再度提示された。

道場の目的、目標

目的

自己のマネジメントスタイルを知り、チームマネジメントを要するビジネスシーンでの生産性を高めること 

目標

  1. 勝つチームを創ること
  2. 自己のマネジメントスタイルを形式知化し、再度実践知化すること 
  3. デュアルタスク(勝利と満足度)に関するMy哲学或いは格言をはじき出すこと

覚醒決起集会のお題

「理性で整理し、本能で語れ!!」 
同じ釜の飯を食った人たちが、様々な立場で様々な学びを共有する「学び合い」に本道場の神髄があります。ありのままを「何に恐れることなく」表現ください。

時間

 1人9分

趣旨

「道場を巡る、自分にしかない体験・内省そして実践の中で拓かれた悟り、沸々と湧きあがった哲学、痛みと共に滲み出された格言・訓示について自らの魂で語る!」ことで、この世に生を受けた絶対無二の自らの存在を知らしめることが目的である。これまでの内省と職場実践の繰り返しによって導出されたかけがえのない「閃き」について、心を開放し、自由に、熱く、誰にも語れない内容で語っていただきたい。

留意・規定

内容は大きく2つ。

  1. 冒頭に必ず、自分の創り上げたチームについて発表。ビジネスモデルキャンバスを掲げ、説明。(勝因・敗因を明瞭且つ端的に述べる)
  2. 後は自由。かかげたチームのビルディングを通じて得た体験、そこからの気づきや成長等を交えながらしかと格言をはじき出すこと!

TEDトークならぬSEDトークとして、道場生それぞれが自身の言葉で語り合う1日となった。

※TED:Technology Entertainment Design、 SED:Science Entertainment Design

格言の紹介

道場生がこの半年間の体験・経験からはじき出した格言をいくつか紹介する。

  • 人を動かすには「想い」よりも「選び抜く言葉」を大切にする
  • 組織で成果を導くには納得感と共感と一体感である
  • 結果は全て、己の人との向き合い方
  • うまくやる、ではなく、成果にする。
  • 自分の知らない自分は、まだ溢れかえっている。すぐそこに。
  • 影の立役者を侮るな!!
  • 自分で意思決定をし、心を込めて行動する そうすれば道は拓ける
  • 自分の限界に気付いた時に可能性は広がる
  • 過去の経験じゃない、今だ!
成果発表の様子
成果発表の様子

また、道場生のプレゼンの中で印象的だった言葉もいくつか紹介したい。

  • 私のマネジメントスタイルの地殻変動が起きた
  • この体験そのものが衝撃だった
  • 業務は知見を持って話ができるが、今までのマネジメントスタイルは一切通用しないと気づいた。だからこそ相手から聞く、そこから判断するしかない
  • 経験のないことでもわかろうとすることで見えるものがある
  • 選手を戦力(リソース)として扱い、人として見ていなかったのではないか
成果発表の様子
成果発表の様子

コロナ感染症の影響で、3年ぶりにオフラインで開催した覚醒決起集会だったが、同じ体験をした者同士だからこそ通じ合うものがあり、地域、業界を超えて学びを増幅させ合うコミュニティが生まれた日となった。

会の後半には、「修了生講演」として、道場後4年経過した修了生の『軌跡と現在地』についてお話があり、今期の道場生に少し先の未来を想像させてくれた。
また、「ゲスト講演」として、2名の経営者が『意思決定と向き合う』という観点で、これまでのご自身の意思決定シーンについて生々しいお話をくださり、道場生に新たなテーマを提示してくださった。

【修了生講演】
㈱バルニバービ 福地恵理 (第3期修了生)
【ゲスト講演】
キュービーネットホールディングス㈱  代表取締役社長 北野泰男
BNPパリバ・アセットマネジメント㈱ 代表取締役社長 土岐大介

講演する修了生の㈱バルニバービ福地恵理氏
ゲスト講演するキュービーネットホールディングス㈱代表取締役社長の北野泰男氏
ゲスト講演するBNPパリバ・アセットマネジメント㈱代表取締役社長の土岐大介氏

道場生はこの後、最後の修了課題に取り組み、半年間の道場プログラムは修了する。
しかし、己の『道』を探し、作り続ける旅はこれからも続いていく・・・

文武両道場 DCP 第6期「精神と時の部屋」~岩手・紫波の陣~

岩手の陣に参加した選手たち

前回に続き今回も、文武両道場DCP「精神と時の部屋」についての投稿です!

文武両道場Dual Challenge Program! -意思決定を通じて自分と向き合う-
バレーボールの機能と構造を活用し、「経営者的リーダー」を発掘·育成するプログラムです。

実際に「自分の組織」(バレーボールチーム)を持ち、「結果」と「メンバーの満足度」を 同時に産み出す強い組織づくりに向け、最高指揮官としてマネジメント実戦をします。 そして、この体験で浮かび上がる自分のリーダー像と6か月間向き合いながら、 新たな資質や能力を自らの力で覚醒させる実戦型プログラムです。


本日は、「岩手・紫波の陣」(2022/8/10,11)についての共有です!

「岩手・紫波の陣」

【参加企業】道場生6名

  • みちのくコカ・コーラボトリング(株)
  • トヨタL&F岩手(株)
  • 医療法人仁泉会 みやぎ健診プラザ
  • (株)ベアレン醸造所
  • 岩手トヨタ自動車(株)

【参加校】選手27名、マネージャー6名   

  • 盛岡大学
  • 岩手県立紫波総合高校
  • 岩手県立宮古高校
  • 岩手女子高校
  • owlsアカデミー

今期最小規模での開催となった岩手。結成されたチームは4チーム。
道場生2人ペアで戦うチームと、1人監督チームがそれぞれ2チームずつ。

初日のリーグ戦は、2人監督チームが1,2位となり、2日目の決勝トーナメントへ。
決勝トーナメント初戦2試合は、番狂わせもなく、予選1,2位のチームが順当に勝ち上がりました。

チームミーティングを行う選手たち
チームミーティングを行う選手たち
チームミーティングを行う選手たち
円陣を組んで声掛けをする選手たち
監督の話を聞く選手たち
ベンチで応援する選手たち
決勝は、予選1位の「スマイル×2」、対するは、予選で「スマイル×2」に「18-25」で負けている「カナリヤ軍団」。予選と同じ結果となるのか・・・

どちらが勝つか全くわからない1点を争う展開の結果、「25-24、25-22」と、接戦を制して「カナリヤ軍団」が優勝を手にした!

この岩手の陣では、道場生はこんなテーマを得たのではないでしょうか。

『失敗を成功に変えるために必要なことは何か?』

初日負けたチームとの戦いに再び負けることなく、最も重要な一戦で勝利を掴んだ「カナリヤ軍団」。
その要因は何か・・・

道場生は来年2月まで、この夏の2日間の「結果(戦績・事実)」に向き合いながら、自身のマネジメントスタイル、ひいては「自分そのもの」に向き合っていきます。
2月の「覚醒決起集会」(成果発表会)では、その成果として、実務での変化についても発表いただきます。
1年後、3年後になっても、自己変革の種となっているこの「道場」。
今期はどのような変化が起こるのか、楽しみです。

文武両道場 DCP 第6期「精神と時の部屋」~福島・磐梯熱海の陣~

DCP福島集合写真

前回に続き今回も、文武両道場DCP「精神と時の部屋」についての投稿です!

文武両道場Dual Challenge Program! -意思決定を通じて自分と向き合う-
バレーボールの機能と構造を活用し、「経営者的リーダー」を発掘·育成するプログラムです。

実際に「自分の組織」(バレーボールチーム)を持ち、「結果」と「メンバーの満足度」を 同時に産み出す強い組織づくりに向け、最高指揮官としてマネジメント実戦をします。 そして、この体験で浮かび上がる自分のリーダー像と6か月間向き合いながら、 新たな資質や能力を自らの力で覚醒させる実戦型プログラムです。


本日は、「福島・磐梯熱海の陣」(2022/8/6,7)についての共有です!

「福島・磐梯熱海の陣」

【参加企業】道場生8名

  • キュービーネット(株)
  • アイバイオテック(株)
  • ゼビオ(株)
  • (株)坂東太郎
  • (株)スマートバリュー
  • (株)東北銀行

【参加校】選手79名、マネージャー11名   

  • 福島大学
  • 会津高校
  • 郡山東高校
  • 福島橘高校
  • 安積黎明高校
  • 白河高校

初開催の福島。今期最多、90名ほどの学生が集まりました。
結成されたチームは6チーム。 道場生2名ペアで戦うチームが3つ、1人監督チームが2つ、残り1チームは学生のみのチームとなりました。

試合内容を話し合うメンバー
試合内容を話し合うメンバー
観戦する選手たち
試合中に監督の話を聞く選手たち
勝利に喜ぶ選手たち
 初日の予選リーグは、虎リーグ、龍リーグ2つに分かれて、3チーム総当たり戦。
 虎リーグ1位通過は、学生チーム「ミニオンず」。 
龍リーグ1位通過は、2人ペア監督「なまリーズ」。

迎えた2日目、リーグ1位の2チームは初戦で敗退。 
決勝に勝ち上がったのは、初日虎リーグ2位の「bamboo」と、3位の「チーム華」。 

初日の結果は、「11-25、25-19」と、1勝1敗同士の相手。 
どちらが勝つか全くわからない情勢の中、 「25-15、18-25、18-16」と、フルセット・デュースの末、初日最下位の「チーム華」が優勝を手にした! 

本道場史上、3本の指に入る見ごたえのある試合。会場にいる全員が興奮していました。

優勝したチーム華は、決勝に進むまでの2試合も、接戦・フルセットを制して決勝に進んでいる。 (初戦「25-21、25-23」、準決勝「25-21、19-25、15-4」) 
試合後に話し合う道場生
試合後に話し合う道場生

この福島の陣では、道場生はこんなテーマを得たのではないでしょうか。
『勝つか負けるかギリギリの環境で競り勝てる組織を作るために必要なことは?』

ちなみに、ぎりぎりの試合に勝ち続けたチームがいた一方で、2日間で1勝もできないチームもありました。
『勝てない組織を勝てる組織にするためのマネジメントとは?』
こんなテーマも浮かび上がってきます。

現在道場生は、この夏の2日間の「結果(戦績)」に、真正面から向き合っています。
まぎれもない事実(当日のデータ、学生の声)を痛みとともに受け止めて進めています。

12月には、その内省・分析結果を、自チームの学生たちに向けて発表予定です。
「道」はまだまだこれからが本番です。

文武両道場 DCP 第6期「精神と時の部屋」~東京・代々木の陣~

東京会場・全員集合写真

前回に続き今回も、文武両道場DCP「精神と時の部屋」についての投稿です!

文武両道場Dual Challenge Program! -意思決定を通じて自分と向き合う-
バレーボールの機能と構造を活用し、「経営者的リーダー」を発掘·育成するプログラムです。

実際に「自分の組織」(バレーボールチーム)を持ち、「結果」と「メンバーの満足度」を 同時に産み出す強い組織づくりに向け、最高指揮官としてマネジメント実戦をします。 そして、この体験で浮かび上がる自分のリーダー像と6か月間向き合いながら、 新たな資質や能力を自らの力で覚醒させる実戦型プログラムです。


本日は、第2陣「東京・代々木の陣」(2022/8/2,3)についての共有です!

第2陣「東京・代々木の陣」

【参加企業】道場生9名

  • (株)ジャパネットホールディングス
  • (株)村田製作所
  • (株)山下PMC
  • (株)スマートバリュー
  • キュービーネット(株)

【参加校】選手49名、マネージャー7名

  • 都立国立高校
  • 筑波大学附属高校
  • 川越南高校
  • 川越総合高校

昨年は新型コロナウィルスの影響で岩手1陣のみでの開催となったため、東京での開催は2年ぶり。 文武両道場常連校が多いエリアですが、今年もいまだ新型コロナウィルスの影響は強く、 人数を絞っての開催となりました。

チームは5チーム。社会人道場生は9人。
9人中8人は、2人ペアでのマネジメント実践、残り1人は単独での実践でした。

この東京の陣では、2日目朝、波乱の出来事が起こった。
「川越総合高校、全員欠席・・・」 
学生56名のうち、20名が減り、36名に。 36名で5チーム・・・。

1チームの人数は11人から、7人に減った。 
そして、「4人制」での実施が決まった。

インドアでの4人制。
参加校の先生たちは興奮していた。 
コートは2m程度狭くし、4人でも戦える設定にした。 

ビジネス環境同様のアンコントロールな「激動」を創り出すことができ、 道場生にとっては学びを獲得できるありがたいサプライズだったのではないだろうか。 

異例の事態に対し、5チームの様子は明確に分かれたように感じる。 
主力選手が抜けて、それがプラス要因として他の選手が積極的に動き始めたチーム。 
衝撃的な環境変化にもかかわらず、大きな変化が見られないチーム。 

試合は、予選1位だった「Smiler」は、決勝トーナメント初戦(準決勝)で、 予選最下位の「ミニオンズ」に敗退。17-25、13-25と、差をつけられての敗退。 
優勝したのは、なんと、「Smiler」を破った予選最下位の「ミニオンズ」! 
決勝戦は、25-12、22-25、15-11と、大接戦の末、初日からの大逆転で "優勝”を手にした。 

東京の陣では、道場生は2つのテーマを得たのではないでしょうか。
1つは、6人制が4人制に切り替わったという出来事から、『環境変動にどう適応するのか?』というテーマ。
2つ目は、初日全敗チームが優勝した出来事から、『勝てない組織を勝てる組織にするためのマネジメントは何か?』というテーマ。

道場生が、事後課題やフィードバックフェーズに取り組む中で、このあたりのテーマをどのように 内省・考察してこられるか、楽しみです!

文武両道場 DCP 第6期「精神と時の部屋」~北海道・北広島の陣~

北海道会場参加者集合写真

今期も始まりました!
文武両道場Dual Challenge Program! -意思決定を通じて自分と向き合う-


バレーボールの機能と構造を活用し、「経営者的リーダー」を発掘·育成するプログラムです。

実際に「自分の組織」(バレーボールチーム)を持ち、「結果」と「メンバーの満足度」を同時に産み出す強い組織づくりに向け、最高指揮官としてマネジメント実戦をします。
そして、この体験で浮かび上がる自分のリーダー像と6か月間向き合いながら、新たな資質や能力を自らの力で覚醒させる実戦型プログラムです。

精神と時の部屋

道場のメインとなる “2日間の集中実戦”、「精神と時の部屋」。
「北海道・北広島の陣」を初陣として、全4陣、開催しました。
  
7/29、30 「北海道・北広島の陣」 @北広島市総合体育館
8/2、3  「東京・代々木の陣」  @国立オリンピック記念青少年総合センター
8/7、8  「福島・磐梯熱海の陣」 @郡山ユラックス熱海
8/10、11 「岩手・紫波の陣」   @オガール

今期は、15社34名の道場生が、7月上旬の道場開き(自己の棚卸フェーズ)を経て「精神と時の部屋」に挑みました。

初陣「北海道・北広島の陣」

【参加企業】道場生8名

  • (株)ジャパネットホールディングス
  • (株)山下PMC
  • (株)ボーネルンド

【参加校】 選手47名、マネージャー6名

  • とわの森三愛高校
  • 北広島高校
  • 札幌藻岩高校
  • 立命館慶祥高校
  • 水海道第二高校
  • 盛岡大学

チームの戦力(身長、バレーボールスキル)は均等になるように事務局側で編成がされているため、どのチームが勝つかはマネジメント次第、というプレッシャーのかかる環境の中、道場生は1人または2人ペアとなって、「チームの優勝」そして「メンバーの高い満足度」という2つの目標に向かってチームを率いました。

全5チームの中で、この日優勝を手にしたのは、チーム「㈱ファイトイッパツ!」。
初日の総当たり戦4試合は、25-17、25-15、25-19、25-22 と、危なげなく勝利し、予選を1位で通過。
2日目の虎ノ門決勝トーナメント1回戦(準決勝)では、初めて1セット落とすも、フルセットの末、勝利。

そして決勝戦。
25-22、25-16と、決勝でも「㈱ファイトイッパツ!」は強かった。
優勝チームの2人の監督は、2日間を振返る「理性と本能の声」レポートで以下のように記載している。

「初日のミスNo.1を反省するため、2日目はミスの回数をカウント。
当人達はミスNo.1の自覚なし。むしろミスは少なかったと思っていた。“感覚”と“思い込み”は、スポーツや仕事ではあてにならないと痛感。2日目のカウントの結果、タイムアウトの際にはミスによる失点数を伝えることで、修正点を具体的に指示することに繋がった。
未知との戦いにおいて数値分析することの重要性を認識。」

「17時頃からの振り返りの時間は常に考えさせられる時間となり、普段は忙しすぎて考える時間がないため、じっくり自分と向き合う時間となった。
覚醒支援役の方に言われた一言にハッとした。“私が”ではなく“相手が”“チーム全体が”と全体最適を考えると職場での動き方が変わりそう。」

北海道の陣は、環境的にも競技結果としても特段の波乱(大逆転)は起きず、珍しく順当な2日間だった。 初日全勝チームが、順当に優勝を果たしたという結果を、ビジネスに置き換えて考えるとすると、 『組織が勝ち続けるために必要なことは何か?』 これが、この陣のテーマとして残ったのではないでしょうか。

道場生はこの後、事後課題に取り組み、2日間の体験、そして自分の内面に起きたことを教材に、内省をスタートします。
内省・考察は来年2月まで続きます。


なお・・・
参加した女子学生は、「自分と向き合う」プログラムとして道場に参加しています。
他校の選手と混在でチーム作りに取り組むという非日常環境の中でバレーボールを行い、普段とは違うコミュニケーションを経験したり、新たな自分を発見したりしながら、自分を振返っています。
今期参加した学校の投稿をご紹介します。
https://www.san-ai.ed.jp/archives/23267.html